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  JOEMEEK / FAQ

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MOTUセットアップ -new-
デジタルノイズ -new-
オペアンプ
ゲインリダクションメーター
イコライザー
インサートポイント
ノイズ vsハム
マイクロフォンのハムノイズ
IRONトランスフォーマー
コンプレッサーリンク
コンプレッサーデザイン
メーター#1:VUメーターとバーグラフ
メーター#2:デジタル VS アナログ出力レベル
デジタルレコーディングレベル



  MOTUセットアップ (MOTU社製のオーディオインターフェースとの設定)
デジタル出力を装備したJoemeek製品とMOTU社製のオーディオインターフェース(以下MOTUインターフェース)を一緒にご使用される際、MOTUインターフェース側でいくつか設定を行う必要があります。ここでは、MOTU 828mk2を例に、MOTU Audio Setupソフトウェアの設定手順をご紹介します。他のMOTUインターフェースの設定もほぼ同様に行います。もし、これらの設定で問題が解決されない場合は、MOTUインターフェースのご購入店または輸入代理店にお問い合わせください。
JOEMEEKのデジタル出力を選択します
JOEMEEKプロセッサーのデジタル出力は、光(オプティカル)および同軸(コアキシャル)の両方のデジタル信号を同時に出力できます。また、oneQやtwinQにはAES/EBUデジタル出力(XLR端子)を装備し、この出力も同時に使用できます。つまり、デジタル出力を持つ、JOEMEEKプロセッサーは、1台で複数のデジタル出力をすることができます。(同じ内容の信号を異なるデジタル転送方式で同時に出力)転送方式と使用するケーブル/端子は次の通りです。  

1. 光(オプティカル/Optical)S/PDIFデジタル;TOSLINK(光角型)端子を持つ光デジタルケーブル  

2. 同軸(コアキシャル/COAX)S/PDIFデジタル;RCA端子を持つ75Ω同軸デジタルケーブル  
3. AES/EBUデジタル;バランスXLR端子を持つ110Ωデジタルケーブル

*XLRからRCAに変換したケーブルを使用して、oneQおよびtwinQのAES/EBU出力(XLR端子)から、MOTUインターフェースの同軸S/PDIF端子に接続することも可能です。ただしこの場合、AES/EBU端子を使用するメリットはありませんので、このような接続はおすすめしません。
MOTUのデジタル入力を選択します

JOEMEEKプロセッサーからのデジタル出力をMOTUインターフェースに接続したら、MOTU Audio Setupソフトウェアを起動して、デジタル入力の設定をします。通常、828mk2のClock Source(デジタル クロックソース)をSDPIF(同軸)入力に設定されています。

通常、オーディオクロックソースの設定は、実際に使用するデジタル形式にあわせます。例えば、同軸デジタルで接続する場合は「SPDIF」、光デジタルで接続する場合は「Optical」に設定します。

次にオーディオ入力を設定します。「828mk2」とラベルされているタブをクリックして画面を切換えます。光デジタルで接続する場合は「Optical Input」の項目で、プルダウンメニューから「TOSLink」を選択します。

「General」タブをクリックして、再び画面を一般設定に戻します。入力設定にあわせて「Clock Source」をメニューから選択して、“TOSLink”に変更します。


サンプリングレートの設定
サンプリングレートの設定は大変重要です。正しく設定されていない場合、不意のデジタルノイズが発生したり、音が出ないなど様々なエラーの原因となります。JOEMEEKプロセッサーのサンプリングレートは、筐体裏側にある2つのプッシュボタン(Sample Frequency)を使用して設定します。 MOTUインターフェースのサンプリングレート(Sample Rate)は、MOTU Audio Setup ソフトウェアで行います。JOEMEEKプロセッサーとMOTUインターフェースは、両方とも同じサンプリングレートに設定します。異なるサンプリングレートの設定はエラーやトラブルの原因になります。

MOTUのサンプリングレート設定

MOTU Audio Setupの「Genaral」画面から、「Sample Rete」の項目で、使用するサンプリングレート(44100 / 48000 / 88200 / 96000)をプルダウンメニューから選択して、設定します。図例では48000(48kHz)を使用します。


JOEMEEKのサンプリングレート設定
JOEMEEKプロセッサーの背面にある「DIGITAL INTERFACE」の部分に、「SAMPLE FREQUENCY」とラベルされた2つのボタンで設定をします。左側のボタンはベースとなるサンプリングレート(44.1k / 48k)を設定し、右側のボタンは左側のボタンの設定値に対して、倍率(x1 / x2)を設定します。48kHzを設定する場合、左のボタンは“48k”(ボタンが突き出ている状態)で、右のボタンは“x1”(ボタンが押されている状態)に設定します。

*トラブルを未然に防ぐ為にも、JOEMEEKプロセッサーのサンプリングレートを変更する際は、電源をオフにして、設定を行ってから、再度電源をオンにすることをおすすめします。

デジタル同期の設定

JOEMEEKプロセッサーとMOTUインターフェースをデジタル接続で使用する際、デジタル転送が正常に行われる為には、この2つの機器の(デジタル)クロックが正しく同期している必要が有ります。クロックはデジタル信号の中に含まれています。また、機種によっては専用の端子(ワードクロック)でデジタル同期をすることが可能です。同期方法は次の通りです。

 1. JOEMEEKプロセッサーから出力するデジタル信号(S/PDIFなど)をマスターにして、MOTUインターフェースがその信号に同期(sixQ、oneQ、twinQ)
 
 2. MOTUインターフェースからワードクロック(W/C)信号を出力し、JOEMEEKプロセッサーがその信号に同期(oneQ、twinQのみ)
 
  3. JOEMEEKプロセッサーからワードクロック(WORD CLOCK)信号を出力し、MOTUインターフェースがその信号に同期(oneQのみ)

*ワードクロックは、デジタル同期のための音声の無いデジタル信号で、3台以上のデジタル機器を接続して同期をする際に大変有効です。通常ワードクロックは、75Ω仕様の同軸ケーブルで、BNC端子を使用して接続します。
*3台以上のデジタル機器で同期をする場合、専用のクロックジェネレータを使用することをおすすめします。くわしくはこちらまで

デジタルクロックの同期する際の注意点として、各機器のサンプリングレートを同じ値に設定することが重要です。ここで上げられている、3通りの方法は、どの方法を採用しても、デジタルクロックの同期が行え、かつそれによってもたらされる結果は同じです。これら3通り方法に対してのMOTUインターフェースの設定方法は次の通りです。


 1. JOEMEEKプロセッサーから出力するデジタル信号(S/PDIFなど)をマスターにして、MOTUインターフェースがその信号に同期(sixQ、oneQ、twinQ)

MOTU Audio Setupの「Clock Source」のプルダウンメニューから、「SDPIF」を選択します。(光接続をする場合、さらに828mk2タブのOpticalの項目で、「TOSLink」を選択します。

注意:Sample Rateの設定は、必ずJOEMEEKプロセッサーで設定したサンプリングレートに合わせます。

 2. MOTUインターフェースからワードクロック(W/C)信号を出力し、JOEMEEKプロセッサーがその信号に同期(oneQ、twinQのみ)

MOTUインターフェースのワードクロック出力からJOEMEEKプロセッサーのワードクロック入力に、ワードクロックケーブルで接続します。次にMOTU Audio SetupのClock Sourceを「Internal」に設定します。
*ワードクロックケーブルは、75Ωの同軸仕様でBNC端子を装備しているケーブルが一般的で、MOTUインターフェースとJOEMEEKプロセッサーを接続する際も、この仕様のものを使用します。
*3台以上のデジタル機器でワードクロックを同期する際、同一仕様(長さ、素材、端子など)のケーブルで接続することをおすすめします。



次に828mk2のタブをクリックして、Word Clock Outのプルダウンメニューから「System Clock」を選択します。(「System Clock ÷2」は選択しないでください)

JOEMEEKプロセッサーは、ワードクロック入力を感知すると、自動で同期をしますので、設定をする必要はありません。

 3. JOEMEEKプロセッサーからワードクロック(WORD CLOCK)信号を出力し、MOTUインターフェースがその信号に同期(oneQのみ)

JOEMEEK oneQのワードクロック出力から、MOTUインターフェースのワードクロック入力に、ワードクロックケーブルで接続します。
*ワードクロックケーブルは、75Ωの同軸仕様でBNC端子を装備しているケーブルが一般的で、MOTUインターフェースとJOEMEEKプロセッサーを接続する際も、この仕様のものを使用します。

「General」タブのプルダウンメニュー「Clock Source」から「Word Clock In」を選択して設定します。

注意:この接続をおこなう際、MOTUインターフェースのサンプリングレートを、JOEMEEKプロセッサーのサンプリングレート設定と同じに設定になっている必要があります。その他、MOTUインターフェースの設定については、MOTU製品のユーザーマニュアルをご参照、またはMOTU製品の代理店/販売店にお問い合わせください。




  デジタルノイズ
Q:twinQのAES/EBUアウトをMOTU 896HDに接続したとき、比較的大きいレベルのヒスノイズが発生します。これは、それぞれの入出力のゲインを絞っても解決しません。アナログで接続した際は、全く問題はないのですが...
A:MOTU製品をお使いの方から度々このご質問をお受けしますが、ほとんどの場合、MOTUインターフェースの設定を正しく行うことで、簡単に解決します。この問題は、JOEMEEKプロセッサーもしくはMOTUインターフェースの不具合ではございません。MOTUインターフェースの設定については、このFAQの「MOTUセットアップ」の項目をご参照ください。この設定については、MOTUインターフェース以外のデジタル機器との接続の際にもご参考になるかと存じます。

Q:JOEMEEKプロセッサーのデジタル出力から、通常のオーディオ信号は無く、非常にお奇異ヒスノイズだけが聞こえるのですが...

A:ご指摘のノイズは、オーディオ信号と比べて非常に大きいレベルのものでしょうか?このようなケースの場合、デジタル出力側(JOEMEEK)とデジタル入力側(Presonus、RME、MOTUインターフェースまたはD/Aコンバーターなどの他のデバイス)で正常に同期していないことが、ほとんどの原因です。もし、同期が正常に行われていない場合、次のような現象が確認できます:

 1.受信(デジタル入力)側が、送信(デジタル出力)側とは違う、他の機器(やクロック)に同期する設定になっている
 2.受信(デジタル入力)側が、送信(デジタル出力)側と異なるフォーマットで同期する設定になっている(例:SPDIF出力に対してADATの同期設定など)
 3.受信(デジタル入力)側に、デジタル転送に十分なレベルの信号が送信されていない。(例:定められた仕様のケーブルを使用していないなど)
 4.受信(デジタル入力)側に、正常なデジタルデータ転送が行われていない。(例:定められた仕様のケーブルを使用していないなど)
 5.受信(デジタル入力)側が、正常動作していない。
 6.電源をオフにせずに、JOEMEEKプロセッサーのサンプリングレートを変更した。
 7.JOEMEEKプロセッサーが、正常なデジタルデータを出力していない。

1〜5のケースにおいては、「MOTUセットアップ」のFAQをご参照いただくか、デジタル入力側の機器のマニュアルを参照、もしくはその製造元/代理店/販売店ディーラー様にお問い合わせください。
ケース「6」の場合、JOEMEEKプロセッサーは電源をオンにした状態で、サンプリングレートを変更しても、設定が反映されない場合がありますので、一度電源をオフにして設定を変更してから電源をオンにします。この際、接続先も電源を一旦オフにすることをおすすめします。
ケース「7」の場合、JOEMEEKプロセッサー本体に問題が生じている可能性があります。弊社カスタマーサポート窓口までお問い合わせください。


Q:oneQのデジタル出力は正しく動作しているようですが、オーディオ信号にノイズが混じっているようです。サンプリングレートも入出力ゲインの調整は正しく設定していますが...

A:どの程度のノイズが生じていますでしょうか?それは、測定によるものでしょうか?それとも可聴レベルでのノイズでしょうか?
測定によるデジタルノイズの場合、計測値から「18dB」差し引いたものが正常値になります。これはデジタルノイズフロアの基準値がアナログように「0dBu」ではなく「フルスケールデジタル」値(+18dBu)になっているからです。従って、もし測定値が-75dBuの場合、正常値は-93dBuとなります。また、測定をする際、必ずオーディオ帯域を制限すること(例;20Hz〜20kHz)を覚えておいてください。デジタルノイズは周波数の上昇に比例して増加しますので、可聴帯域を超えた(全帯域の)計測は、このケースにおいては無意味に大量のノイズを計測するだけです。ノイトリック アナライザーを例に取ると、フィルターボタンで計測を可聴周波数のみに限定する機能が装備されているのはこのためで、フィルターオフの状態で計測すると値が約30dB程度悪くなります。また、このノイズ値は、ご使用のD/Aコンバータのノイズ値以下にはならないことを覚えておいてください。

製造元では、JOEMEEKプロセッサーの性能を、ノイズフロア値「-98dBu」のRME社のD/Aコンバータを経由してノイトリックオーディオアナライザーで計測しました。JOEMEEKプロセッサーのデジタル出力のノイズフロアは「-76dBu」で、これはFSD(フルスケールデジタル)の状態ですので、一般的な値として、「18dBu」を差し引くと「-94dBu」という値になります。これは平均的なデジタルレコーディングレベルで、チャンネルストリップやミキサーなどの代表的なアナログ機器のSN比80dB以上よりも良い値です。

デジタルノイズは48kHz環境下よりも96kHz環境下の方がわずかに大きくなります。これは電気回路全体の動きが速くなり、電源に対する過重が増加する為です。しかしながら、オーディオ波形のサンプリングが細かくなるため、歪みはより少なくなります。そして、96kHzと48kHzのノイズ差はほんの2-3dB程度です。


Q:EMU 1820mとの光デジタル接続が上手く行かないのですが...

A:どの程度のノイズが生じていますでしょうか?それは、測定によるものでしょうか?それとも可聴レベルでのノイズでしょうか?
測定によるデジタルノイズの場合、計測値から「18dB」差し引いたものが正常値になります。これはデジタルノイズフロアの基準値がアナログように「0dBu」ではなく「フルスケールデジタル」値(+18dBu)になっているからです。従って、もし測定値が-75dBuの場合、正常値は-93dBuとなります。また、測定をする際、必ずオーディオ帯域を制限すること(例;20Hz〜20kHz)を覚えておいてください。デジタルノイズは周波数の上昇に比例して増加しますので、可聴帯域を超えた(全帯域の)計測は、このケースにおいては無意味に大量のノイズを計測するだけです。ノイトリック アナライザーを例に取ると、フィルターボタンで計測を可聴周波数のみに限定する機能が装備されているのはこのためで、フィルターオフの状態で計測すると値が約30dB程度悪くなります。また、このノイズ値は、ご使用のD/Aコンバータのノイズ値以下にはならないことを覚えておいてください。

製造元では、JOEMEEKプロセッサーの性能を、ノイズフロア値「-98dBu」のRME社のD/Aコンバータを経由してノイトリックオーディオアナライザーで計測しました。JOEMEEKプロセッサーのデジタル出力のノイズフロアは「-76dBu」で、これはFSD(フルスケールデジタル)の状態ですので、一般的な値として、「18dBu」を差し引くと「-94dBu」という値になります。これは平均的なデジタルレコーディングレベルで、チャンネルストリップやミキサーなどの代表的なアナログ機器のSN比80dB以上よりも良い値です。

デジタルノイズは48kHz環境下よりも96kHz環境下の方がわずかに大きくなります。これは電気回路全体の動きが速くなり、電源に対する過重が増加する為です。しかしながら、オーディオ波形のサンプリングが細かくなるため、歪みはより少なくなります。そして、96kHzと48kHzのノイズ差はほんの2-3dB程度です。

Q:EMU 1820mとの光デジタル接続が上手く行かないのですが...

A:残念ながら、EMU 1820mの光デジタル端子は、ADAT形式のみに対応しています。JOEMEEKプロセッサーの光デジタル出力は、S/PDIF形式のみとなりますので、残念ながら光デジタルで接続をすることはできません。


Q:使用するケーブルの種類によって、ノイズ量に影響を及ぼしますか?

A:理論上無いはずですが、実際は影響を及ぼします。正しいインピーダンスではないケーブルを使用(例;アナログオーディオケーブルを同軸デジタル接続)した場合、デジタル転送が正確に行われず、ジッター歪が増加します。また、必要以上に長いケーブルや、低クォリティのケーブルやコネクターによっても、このようなノイズの原因になることがあります。

光デジタル接続の場合、光ケーブルのクォリティによって、変化します。また、光ケーブルはその性質上、曲げてしまうと正しくデジタル転送が行われない場合があります。

アース:グランドがループしていたり、または不適切なグランド接続がされている場合でも、デジタル転送に影響を及ぼす場合があります。このような問題が発生した場合、光デジタル接続が可能ならば、他のデジタルケーブルを外して、この方法で行ってみてください。光デジタル転送はグランドの影響を受けませんので、この方法で解決できます。




  オペアンプ
Q:オペアンプTL072をOPA2604もしくはTL082に変更したいのですが、いかがでしょうか? 何かアドバイスをください。
A:絶対に改造はしないでください!改造は保証対象外になることはもちろんのこと、この改造によって、サウンドが良くなることもありません。どうして我々がTL072を採用したか、ご説明します。

長年にわたって、我々は市場で良いとされているすべてのオペアンプICを試聴してきました。このテストにはHiFiサウンドソース、アンプとモニターを使用し、多くの人に聞いてもらいました。このテストを何回繰り返しても、我々は多くのオーディオに特化したICよりも、TL072の方が遥かに自然なサウンドを実現するオペアンプであるという結論に至りました。NE5532の方が全体的にパワーがあり、低域はもう少しソリッドですが、中高域の輪郭に欠け、採用するには厳しいものでした。

TL072の唯一の欠点と言えば、いくつかの新しいICよりもノイズレベルが高いことです。それでも、TL027のユニティゲイン時のノイズフロアは-108dBで、これは優秀であることをあらわします。ノイズに最も重要に関わっているパートはマイクロフォンプリアンプ(そのために我々はこの部分に高い透明感を持つBurr-Brown INA217を採用)で、典型的なJoemeekシグナルパス内のTL072はマイクプリアンプよりも低いノイズフロアが確保されています。そして半導体ベースの電子部品を使用するプリアンプのノイズフロアは物理学によって決定されることを覚えておいてください。

もし、TL072を改善する方法があるとしたら、これと同じ回路をディスクリートで作ることでしかありません。しかし、これを実現するには大変複雑で、莫大なコストがかかることをも意味します。つまり、TL072は我々が選択できるコストとパフォーマンスの両方に優れた最高のオペアンプといえます。



  ゲインリダクションメーター
Q:メーターでコンプレッション値を監視するとリリースタイムと連動していないように見えますが、これはどうしてでしょうか?例えば、リリースタイムを3秒程度と長めに設定しても、メーターは1秒ぐらいでゼロに戻ってしまいます。私の経験上、ほかの機器(Joemeek VC1Qを含む)のメーターはもっと段階的であったり、減衰がスムーズであったりします。これはメーターの計測方法の問題なのか、それともコンプレッサーがそのように動作しているのか確証はありません。
A:コンプレッサーの動作は設定通りで、メーターは違う部分を計測するためです。
古いJoemeekはフォトセルによる電圧制御で、ゲインリダクションを計測していました。残念なことに、この回路は電圧制御とゲインリダクションの間にループを作ってしまいます。このため、非線形な動作をするオプティカルベースのコンプレッサーにおいて、この方法でのゲインリダクション値の計測は正確ではありません。いくつかのモデルでは“SLOPE”コントロールの設定によって、この問題は多少解決されますが、それでも正確な値からはほど遠いものです。

以前のモデルのJoemeekと異なり、新しいJoemeekは正確なゲインリダクション値を計測します。これは入力段と出力段の差を直接計測した結果です。洗練された回路により、その結果がリアルタイムにゲインリダクションメーターに表示されます。このメーターの精度は入力レベルが-20dBu以下から+10dBu以上の範囲で、誤差が1dB以下です。

この手法による計測結果は、もし入力信号を無くした場合、比較対象となるレベルがなくなる訳ですから、必然的にゲインリダクションは“ゼロ”となります。つまり、これが正しいゲインリダクション値です。もし、“COMPRESS”(スレッショルド)コントロールを素早く左方向に回すと信号はコンプレッションのスレッショルド値以下になりますので、ゲインリダクションの減衰はリリースコントロールの設定値に従った表示になるでしょう。

言い換えれば、正確なゲインリダクション表示は信号の入出力に依存し、もし信号がなくなれば、何もコンプレッションされないことを意味し、ゲインリダクションも存在しないことになります。



  イコライザー
Q: twinQとthreeQ のEQセクションの“SLOPE”は?“Q”値は?
A:すべてのJoemeek製品は同じフィルタをEQセクションに搭載しています。これらのフィルタはEQセクション(LF、MidおよびHF)に“ベル”シェイプのバンドパス効果を与えます。

・ Slopeは6dB/oct;1オクターブごとに6dB減衰することをあらわします。
・ “Q”は0.9です。
・ バンド幅はほぼ1.6オクターブです。

LFとHFに“ベル”カーブを使用することで、不意な低周波や高周波のブーストを防ぎます。


  インサートポイント
Q:他のマイクプリアンプの信号にJoemeek twinQ のEQやコンプレッサーを使用するにはどうしたら良いのでしょうか? 二股に分かれたインサーションケーブルは必要ですか?“INSERT”端子はアンバランスで、外部のマイクプリアンプはバランス出力ですから、JoeMeekに接続するには、アンバランスで接続する必要がありますよね…
それに、twinQ の出力を使用したいです。つまり、外部のプリアンプだけを接続して、信号を戻す必要はありません。マイクプリアンプの出力を twinQ のINSERTにつないで、そのコンプレッサーとEQ、そしてtwinQ のアナログとデジタルの出力を使用したい…
A:twinQのインサートポイントは次の通りです:
・ Tip(チップ)はアンバランス出力です。
・ Ring(リング)はアンバランス入力です。
・ RingとSleeve(スリーブ)をショートしないでください。つまり通常のモノラルプラグを使用すると、何も入力されなくなります。
・ TipとSleeveをショートさせないでください。この場合、出力がなくなるだけではなく、Joemeekプリアンプ回路の出力がショートされます。(ダメージ保護のために100Rのレジスターが搭載されています)外部のプリアンプのアンバランス出力をJoemeekのINSERT端子に接続されたインサート(Y)ケーブルの“Ring”側のプラグを接続します。つまり、Yケーブルの片側だけを接続に使用します。

また、外部のマイクプリアンプの出力をJoemeekのライン入力に接続するのも有効な方法の1つです。この場合、ゲイン段をもう1つ通過することになりますので、ゲインをブーストもカットもしない、ユニティゲインに設定します。Joemeekのプリアンプは25dBまでの入力ゲインに耐えられます。EIN(Equivalent Input Noise)=-128dB はノイズフロアが-103dBuをあらわし、ほとんどのマイクロフォンやマイクプリアンプよりも低いノイズレベルでしょう。もちろん入力信号は別のプリアンプの特性にJoemeekプリアンプのキャラクタが加わります。(多くの人は透明感を得るためにINA217を使用するでしょう。)



  ノイズ VS ハム
Q:ハム(ノイズ)とノイズの違いは?
A:我々はユーザーから“ノイズ”の問題についてお問い合わせいただく際、いつもそのノイズの種類の断定に悩まされます。

“ノイズ”(ヒスノイズ)はお湯を沸かす際に出る蒸気の音のようなノイズで、可聴範囲(20〜20kHz)内のすべての帯域に含まれます。これは電子機器内の分子レベルのランダムな熱振動によるノイズであり、この性質は物理学の見地からみても避けられません。従って、我々はこのノイズを最小限にとどめ、通常の使用範囲でこれを確認できないように機器を設計しています。もし、入力に何も接続しないで、プリアンプゲインと出力ゲインの両方を上げていくとモニターからノイズを確認できることでしょう。このノイズは通常の使用範囲内ではほとんど確認できることはございませんので、機器の故障や不良ではございません。このノイズの量はカタログやユーザーズガイドに“SN比”(signal-to-noise ratio)として記載しています。これは最大レベルに対して、ノイズレベルがどの程度低いのかを表します。

もう1つのノイズ“ハム”は蜂などの昆虫が飛来してくる際の音に似ています。これはメインの電源トランスとその周辺の配線から生じる電磁界によって発生し、50〜120Hzの範囲内のみのノイズです。この問題はスタジオ内での“アーシング”(接地)方法によって発生します。複数の機器の接続よって作られたグランドループは電磁界をキャッチするアンテナとなります。この問題を解決するには、機器を絶縁した状態でラックマウントしたり、アースをすることで解決する場合があります。twinQ は電源トランスを内蔵するため、その電磁界の影響によるハムノイズがわずかに存在しますが、通常の使用範囲内であれば聞こえることはありません。また、チャンネル2の方がチャンネル1に比べてほんの少しだけハムが大きいですが、これは電源トランスに近いためです。

もし、これらのノイズがどうしても気になる場合、マイク入力をターミネートすることで改善できます。マイク入力のターミネータは、2番と3番のピンを150Ωの抵抗でつないだXLRメスプラグを使用します。これでハムはノイズと同程度に軽減します。(EQとコンプレッサーがオフの場合)

もし、問題があると感じたならば、我々にお問い合わせいただく前に、まずこのノイズの種類を判別していただければ、我々はより早い対応ができるようになります。もちろん、そのノイズ発生源を突き止めることもお忘れなく!



  マイクロフォンのハムノイズ
Q:SENNHEISER MD421やAUDIX OM3xbなどのダイナミックマイクを接続した際、twinQのIRONモードをオンにするとハムが発生します。コンデンサーマイクを使用した場合は問題無いのですが、何か解決方法はありますか?
A:コンデンサーマイクと異なり、ダイナミックマイクはコイルを搭載しています。ダイナミックマイクはその特性上、電磁界の影響を非常に受けやすいものです。従いまして、ハムノイズ源となる要素;ギターアンプ、ライティングコントローラー、蛍光灯、コンピュータなどから遠ざけるもしくはオフにすることで、問題の解決または軽減することができます。また、マイクケーブルを短いものに変えるのも有効な手段の1つです。さらにバランスケールを使用して機器の接続をバランスで行うのも解決手段です。正しいバランス接続では、その入力に何も接続されていない時にはハムノイズは発生しません。つまり、この接続環境においてマイクを接続してハムノイズが確認される場合は、マイク自身がハムノイズを拾っていることになります。

“IRON”スイッチをオンにするとマイクゲインを3dB程度引き上げることになりますので、結果としてハムを含めたすべての入力信号がより増幅されます。



  IRONトランスフォーマー
Q:twinQなどに搭載されている“IRON”スイッチをオンにしてオンにした際、トランスフォーマーの接続経路は?これはオペアンプINA217をバイパスするのですか?それともINA217の前または後にトランスフォーマーが接続されるのでしょうか?
A:マイクロフォントランスフォーマー“IRON”はINA217の後に接続され、入力信号の2次的のインピーダンスマッチングを行います。つまり、INA217はプリアンプとして常に回路上にあります。


  コンプレッサーリンク
Q:“COMP LINK”スイッチはパラメータ“COMPRESS”、“ATTACK”と“RELEASE”をリンクするようですが、その他のコントロール“SLOPE”と“MAKE-UP GAIN”はどうしてリンクされないのでしょうか?
A:“LINK”は1つのコンプレッサーで両チャンネルのコンプレッサーのゲイン部をサイドチェーンコントロールし、ステレオイメージの変化を防ぎます。この回路は設計上そんなに困難なものではありませんが、“SLOPE”と“MAKE-UP GAIN”コントロールはメインのシグナルパスにあるパラメータですので、リンクすることはできません。もし、これらのコントロールを1つでもリンクさせるとなるとその回路設計はとても複雑なものになり、ノイズやクロストークの原因にもなります。 従いまして、ステレオソースを処理する際には。左右のチャンネルが同じになるように設定する必要があります。この際、EQやプリアンプゲイン、出力ゲインコントロールは同じ設定になっていることが前提になります。

twinQはデュアルモノチャンネル仕様の機器で、ステレオソースに使用することも可能です。ステレオソースに使用する際、いくつかのコントロールが片方のチャンネルでの設定で、両チャンネルに適用されます。



  IRONトランスフォーマー
Q:twinQなどに搭載されている“IRON”スイッチをオンにしてオンにした際、トランスフォーマーの接続経路は?これはオペアンプINA217をバイパスするのですか?それともINA217の前または後にトランスフォーマーが接続されるのでしょうか?
A:マイクロフォントランスフォーマー“IRON”はINA217の後に接続され、入力信号の2次的のインピーダンスマッチングを行います。つまり、INA217はプリアンプとして常に回路上にあります。


  コンプレッサーデザイン
Q:twinQを開けて、その設計を確認しようとしたのですが、コンプレッサー部はどうなっているのでしょうか?どうもこのコンプレッサーは“TL072”、“JRC13700D”、“ZTX???”を使用しているようなのですが、“ZTX???”がオプティカル回路なのでしょうか?また、オプティカル回路はサイドチェーンのみに使用されているのでしょうか?
A:オプティカル回路は別の部分にあり、通常のICとは異なります。ご指摘の通り“ZTX”トランジスターはサイドチェーンのコントロールに使用していますが、これはメインの信号経路にはありません。ご指摘のトランジスターでメインの信号経路にあるものは“TL072”のみで、プリアンプ“INA217”はフォトセンサーのゲインセルで、“JRC13700D”ゲインリダクションメーター回路の一部です。


  メーター#1:VUメーターとバーグラフ
Q:同じ音楽ソースをtwinQとthreeQにそれぞれ(同じゲイン設定で)入力した場合、twinQのVUメーターとthreeQのバーグラフメーターでは違う表示なるのですが、どうしてでしょうか?
A:これは単純にこの2つの機器のメーターの仕様(種類)が異なるためです。安定した(音量の)信号の場合、メーター表示は結果として同じになります。しかし、音量が絶えず変化する音楽ソースを入力した場合、この2種類のメーターは(入力ソースに対して)異なる反応をします。その結果異なる表示となります。
threeQのバーグラフメーターはピーク(またはPPM)メーターで、素早い反応で音楽ソースの(音量の)ピーク値を表します。 twinQは機械式の“VU”メーターで、遅めの反応で音楽ソース(レベル)の平均値を表します。従いまして、音楽ソースの内容にもよりますが、ほとんどの場合ピーク値はこのメーター表示よりも高いところにあります。
この機械式のメーターはPPMを表示できるほど早い反応のものも存在しますが、このような特別なメーターは非常に高価なものです。従いまして、機械式のメーターを採用しているほとんどの機器は“VU”表示です。また、VU表示のバーグラフメーターも存在します。しかし、すべてのJoeMeek製品において、バーグラフメーターは“ピーク”表示で、機械式メーターは“VU”を表示します。



  メーター#2:デジタル VS アナログ出力レベル
Q:アナログ出力とデジタル出力のレベルが違うようなのですが、これはあっていますか?
A:これはデジタルとアナログのレベル計測方法が全く異なるために、起こりえることです。
多くの方はデジタルレコーダーとDAWを使用する際、フルビットになるように;つまりデジタルシステムのダイナミックレンジとSN比を使いきるようにレベルを最大限に設定します。デジタルレコーダーやDAWのバーグラフメーターの最大値は“フルスケールデジタル(FSD)”を表し、これはデジタルクリップする限界値を表します。これらのメーターは通常、その機器の仕様書に“-18dBFS = 0dBu”などと記載しています。これはつまり、アナログの“0dBu”はその機器のデジタルメーターでは“-18dB”を表し、“FSD”はアナログに換算すると“+18dBu”となります。
多くのアナログ機器では、+4dBuを基準値にしてSN比とひずみ率の計測をします。従いまして、ほとんどの場合これらの機器のメーターは+4dBuを“0”VUとして表示されるように調整されています。
現在デジタル機器を使用するユーザーはその機器のメーターが最大値付近の数dBまでのびているようにレベル設定をする傾向にあります。アナログ機器のユーザーはそれよりももっとおさえたレベルで作業します。これはアナログ機器のメーターレンジがデジタルのものよりも狭いためです。例えば、DAWのメーターは“-40dBuから+18dBu”の範囲を表示し、(twinQやoneQなどの)アナログ機器のメーターは約“-16dBuから+8dBu”の範囲で表示をします。

Q:デジタルレコーダーの“0”リファレンスはどうやって、twinQのメーターで確認するのでしょうか?
A:Joemeekに搭載されているデジタル出力は“FSD=+18dBu”になっています。これは多くのほかのメーカーが設定している値に従った結果です。また、Joemeek製品にはこれを表すピークLEDが装備されています。

twinQとoneQはこのピークLEDとVUメーターによって正確なレベル設定が行えます。VUメーターは“0VU = +4dBu”で、メーターの表示レンジはさらに“+4VU”のマージン(つまり+8dBu)があります。ピークLEDは“+11VU”(+15dBu)に設定されています。このコンビネーションによって、ソース信号の平均レベル(VUメーターの動き)とピークレベル(LEDの点滅)が同時に確認できます。ピークLEDはアナログクリッピング値の6dB下をあらわし、デジタルクリップの3dB下をあらわします。つまり、LED“PEAK FSD”が点灯した場合、デジタルクリップ値=+18dBuの3dB手前であることをあらわします。これは限界ぎりぎりまで増幅したいデジタルユーザーにとって大変有効な表示です。

sixQの場合、すでにピーク表示をするバーグラフメーターが搭載されていますので、メーターの読み方が異なります。このメーターは0VU = +4dBu仕様で、0VUから上は+4VU、+8VUと+12VUが表示され、それぞれ+4dBu、+8dBu、+12dBuと+16dBuをあらわします。一番上(メーターの右端)のLEDは“FSD”とラベルされ、デジタルクリップ値の2dB下をあらわします。(デジタル出力モジュールのクリップ値が+18.5dBの場合、LEDは2.5dB下をあらわします。)
すべてのケースにおいて、デジタルレコーダーやDAWのメーターもあわせて確認しながらレコーディングレベルを設定することをおすすめします。いくつかのデジタルレコーダーメーカでは、レコーディングレベルを-15dBFSから-2dBFSの間に設定することを推奨しています。これはsixQのメーターではトップの4番目から5番目のあたりをあらわします。

次の表では“dBFS”と“dBu”と“VU”レベルの関係を簡単にあらわします。


Joemeek twinQのメーター表示とデジタル出力レベル
         
  21 dBu 17 VU   アナログクリップ
  20 dBu 16 VU    
  19 dBu 15 VU    
0 dBFS 18 dBu 14 VU   デジタルクリップ
-1 dBFS 17 dBu 13 VU    
-2 dBFS 16 dBu 12 VU    
-3 dBFS 15 dBu 11 VU   ピークLED
-4 dBFS 14 dBu 10 VU    
-5 dBFS 13 dBu 9 VU    
-6 dBFS 12 dBu 8 VU    
-7 dBFS 11 dBu 7 VU    
-8 dBFS 10 dBu 6 VU    
-9 dBFS 9 dBu 5 VU    
-10 dBFS 8 dBu 4 VU   アナログVUメーター表示範囲
-11 dBFS 7 dBu 3 VU  
-12 dBFS 6 dBu 2 VU    
-13 dBFS 5 dBu 1 VU    
-14 dBFS 4 dBu 0 VU    
-15 dBFS 3 dBu -1 VU    
-16 dBFS 2 dBu -2 VU    
-17 dBFS 1 dBu -3 VU    
-18 dBFS 0 dBu -4 VU    
-19 dBFS -1 dBu -5 VU    
-20 dBFS -2 dBu -6 VU    
-21 dBFS -3 dBu -7 VU    
-22 dBFS -4 dBu -8 VU    
         
*黄色で表示されている範囲は有効なレコーディングレベルをあらわします。



  デジタルレコーディングレベル
Q:デジタルレコーディング時において、メーターの“FSD”(もしくは“OVER”)を時々点灯させても問題はなく、その方がフルビットでレコーディングできると聞きましたが、どうしてレコーディングレベルを“FSD”以下の設定することを推奨するのですか?
A:瞬間的なレベルオーバーは認識するできないほど短いものです、これが時々オーバーしても大丈夫な理由ですが、これが連続するとひずみとして聞こえます。確かに最近のヒットの多くは、パンチを出すためにわざと非常に高いデジタルレベルでマスタリングされています。しかし、高すぎるデジタルレベルから発生する固有のひずみは、聞いているうちに疲労を引き起こす可能性もありますので、この点に注意して設定しましょう。


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