Live 6の新機能の詳細:2


デバイス ラック
Live 6では、Live 5のデバイスグルーピングさらに強化した機能として、ラックが追加されました。ラックは、インストゥルメント、エフェクトおよびプラグインをグループ化し、なおかつ簡単にサウンドをリアルタイムコントロールできる、カスタムのブラックボックスです。ユーザーは、ラックをすぐに呼び出すことが可能で、細かい技術的なことを理解する必要なく、ラックをコントロールし複雑で豊かな表現を生み出すことができます。ラックは、デバイスチェーンを並列で扱うことが可能で、Live専用のインストゥルメントやエフェクトはもちろん、サードパティのVST/AUプラグイン、すでに作成した別のラックでさえも、取込んで構築することが可能です。

Live 6のラックは、Live 5のデバイスグループ機能をベースに、より幅広いサウンドデザインとシステム構築が可能です。その表現力は、直列のデバイスチェーンのみを扱う、デバイスグルーピングのからは比較的なほど複雑で豊かです。ラックの主な仕様は次の通りです。

・ デバイスチェーンを無制限に並列に扱うことが(パラレル接続)できます。これによって、複数のインストゥルメントをスタックした複雑なレイヤーが可能
・ デバイスチェーンのキースプリット/ヴェロシティスプリット
・ Live専用のインストゥルメントおよびエフェクトはもちろん、他社製のサードパーティプラグイン インストゥルメントやエフェクトもラックやデバイスチェーンに収めることが可能
・ すでに作成したラックも、他のラックに収めることが可能
・ 全てのラックには、専用のラックコントロールを8つ持ち、各コントロールはラックに収められたデバイスのパラメータを、どれでも複数同時に割当てること(マッピング)が可能。すべてのコントロールマッピングは、それぞれコントロールレンジと極性を設定できます。例えば1つのラックコントロール操作で、パッドサウンドのボリュームを上げると同時に、パーカッションのボリュームは下がり、さらに同時にコーラスの深さが深くなっていくことが演出できます。
・ ユーザーオリジナルのラックが可能。作成したラックは、プリセットとして簡単に保存可能で、他のLive 6ユーザーと共有することも可能です。
・ Live 6には、多くのラックプリセットが付属します。様々なサウンドを生み出すインストゥルメントを含んだラックだけではなく、ギターやベースディストーション、ドラムのサウンド処理やマスタリングの為のエフェクトラックを多くご用意する予定です。

デバイスチェーンとは;デバイスチェーンは、複数のデバイスが直列で1つにまとまっている状態のことです。




デバイスの追加とアップデート
Live 6では、これまで定評のあったAbletonのデバイス(インストゥルメントおよびエフェクト)に加え新たに実用的なデバイスの追加といくつかの既存でバイスのアップデートが行われています。マスタリングEQの「EQ Eight」、「Dynamic Tube」、大幅な機能拡張がなされた「Saturator」、MIDIノートの長さに変化を加える「Note Length」が、これまで以上にLiveのサウンドデザイン、作曲を支援します。これらに加えて、OperatorもLive 6では、新しいフィルターとアルゴリズムが搭載されます。




EQ Eight(EQエイト)
EQ Eightは、これまでの4バンドEQの「EQ Four」の替わりに搭載した、プロフェッショナル機能のEQです。このEQは、単純にバンド数が倍になっているだけではなく、スタジオEQとしての機能を装備します。左右チャンネルの独立コントロールや、mid/sideコントロールによるステレオフィールドの操作は、マスタリングに最適です。また、新搭載のグローバルスケーリング コントロールは、現在のEQ設定から、バイパスまで無段階にモーフィングコントロールします。さらに、EQ Eightのフィルターバンドはすべて、シェルビング、カット、ベルと自由にカーブを選択することが可能で、最大限の自由度を兼ね備えています。




Dynamic Tube(ダイナミック チューブ)
Dynamic Tubeは、真空管の特有のダイナミックス動作を再現し、伝統的で温かみのあるディストーションサウンドを生み出します。また、この真空管の特徴を極端にした、これまで体験したことの無い強力なサウンド効果を生み出すこともできます。簡単な操作を行うだけで、美しいドライブサウンドから、強力な色づけと、ディストーション、コンプ、ゲート、エクスパンション効果まで、演出できます。




Saturator(サチュレータ)
Live 6ではSaturatorはアップデートされ、本物のアナログサチュレーションカーブ、ユーザー定義可能のウェーブシェイパー、およびセカンドアウトプットのサチュレータ ステージが追加されました。セカンドのサチュレータ ステージは、メインのサチュレータで、劇的な効果を演出してもその出力レベルが0dBを超えないように設計されています。また、特別なディストーションサウンドの開発の為に、ウェーブシェーパーに、搭載された6つのパラメーターで、オリジナルのシェーピングカーブを作り出すことができます。もちろん、ウェーブシェーパーのパラメーターを含めた、Saturetorのすべてのパラメーターは、オートメーション可能で、不意のクリックが出ること無く、ダイナミックなサウンド変化を演出できます。




Note Length(ノート レングス)
Note Lengthは、入力したもしくは、MIDIクリップに含まれるMIDIノート信号によって、新たな効果を生み出すMIDIエフェクトです。Note Lengthは入力したMIDIノートのリリース後に新しいMIDIノートを生成する機能を搭載します。この機能によって、ピアノやハープシコード(もしくはその他のシンセサイザー)のリリース時の効果を演出(エミュレート)できます。もちろん、この新しいLiveのMIDIエフェクトは、他のデバイスと同様フルオートメーション可能です。




Operator(オペレータ

Live 6に、搭載されているOperatorは、アナログモデリングのフィルターに24dB/octのモード、新しいFMアルゴリズムを搭載し、より自由度の高いデジタルサウンドデザインから、シンプルなアナログ減算方式のシンセサイズが可能です。

*すでにOperatorをお持ちの方は、Live 6にアップグレードすると同時に、Operatorもアップグレードされます。





次へ...(エッセンシャル インストゥルメント コレクション)

トップに戻る



Previous Tour home Next
Ableton Live 6の概要
Abelton Live 6の新機能
Ableton Live 6のボックスパッケージ
Ableton Live 6のスクリーンショット
Ableton Live 6の販売価格