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  UltimateSoundBank / Charlie / Tour / Sample



  Charlie ツアー <サンプリング>



ここでいうオルガンとはハモンドオルガンを指し、アメリカ人のローレンスハモンド氏が開発した電気オルガンのことです。 この楽器の原理は、トーンホイールという内部にある歯車を一定速度で回して音を出すという仕組みでしたが現在ではトーンホイールを使用したハモンドオルガンは生産されていません。

しかし、その人気は根強く今でもいろいろなジャンルで使用されています。他社のオルガンインストルメンツはこのサウンドを再現するためにモデリング技術を採用していますが我々Ultimate Sound Bankは意識的に違うアプローチをとりました。
我々はロータリースピーカーキャビネットも含めた本来のオルガンサウンドを正確に捉えて再現するために、正確なサンプリングを行いました。と同時に我々はハイクオリティなサンプリングのみが達成できる正確さとリアリズムに勝るものは無い、と確信しました。

これを念頭におき、完璧なレコーディング技術を駆使してサンプルに高いレベルの表現力をもたらしました。もちろんサンプリングではプラグインの中でドローバーを構成することができませんが、Charlieのサウンドの結果に満足していただけると思います。また、ご自身で正しいドローバーのセッティングを捜すのにパラメータと格闘するよりも、プロが作成した膨大なスタンダードドローバーセッティングを楽しんだほうがいいのではないでしょうか?

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1 - ドローバーとは?


オリジナルのオルガンでは一つのキーを押したときに、合計9個の内部トーンホイールの音を鳴らすことが可能で、それぞれのトーンホイールのオン/オフと各ホイールの音量を調整するためのドローバーと呼ばれるスライドボリュームが装備されています。各ドローバーはオルガンサウンドのハーモニクス(倍音)を再現し、ドローバーのポジションはハーモニックのグループを設定します。

ドローバーは標準のハーモニックに沿って構成されています。すなわち基礎音、そのオクターブ、12、15、17、19、22 度の倍音です。これらに加えて、サブの基礎音とサブの5度(アンダートーンと呼ばれます)が、よりサウンドにパンチをつける為に加えられています。
 
純粋なサイン波形のコンビネーションからサウンドを生成することが可能なのは、有名なトーンホイールオルガンだけで、それによってオルガニストはリアルタイムでそれぞれのハーモニックレベルをコントロールすることができるのです。
 
他の全てのオルガンはいわゆる“減算方式”のシンセシス、つまり正弦波もしくは三角波あるいは複雑な波形から生じるトーンに様々なフィルターを通じてハーモニクスを除去する方法をとっています。
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2 - ドローバーのセッティング

Charlieにはドローバーのセッティングがランダムに収められています。ドローバーを使って音色を変えると、その音色の種類は約2億5千3百万通りにもなるといわれています。
 
この中から適切なセッティングを探すには長い時間がかかることになるでしょう。我々はユーザーが混乱したり、時間を無駄にしないように、世界中の有名なオルガン&キーボードプレイヤーにインタビューをして、集められるだけの情報を集め、最もクリエィティブで音楽的なセッティングだけを集中してサンプリングするように心掛けました。

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3 - 回転式 スピーカーキャビネット

一般的なトーンホイールオルガンのサウンドはロータリースピーカーシステムに深く関連しています。これは開発者ドン レスリー氏の名をとってレスリースピーカーとも呼ばれます。

このシステムはオルガンに空間的な広がりを持たせ、ビブラートをつけて厚みを増すために開発されたアンプ内蔵のスピーカーシステムです。
 
人気のあるレスリースピーカーは、高音と低音用の二つのスピーカーを搭載し、これに回転するロータがつながっています。ロータの回転に合わせてそのサウンドが変化します。このシステムの独特なサウンドを再現するのは非常に難しく、現在の電子機器を駆使してシミュレーションしようとしても、その細部のニュアンスまでなかなかうまく再現できません。

また、ロータリースピーカー自体はとても巨大で重量もあり、(最も有名なもので、寸法が74 x 104 x 52cmで重量は約61Kgです)運搬や設置が厄介ですが、何者にも代えがたいその豊かで複雑なサウンドは、既に数多くのアーティストの作品の中で、オルガンサウンドやエフェクトに使われてきました。(例えばビートルズは“Revolver”等のレコーディングではボーカルにレスリースピーカーが使用された事は良く知られています。)
 
このスピーカーは大変ユニークな構造をしています:高音用と低音用の2つのスピーカーが回転する構造になっています。ベーススピーカーは大きな回転するドラムの上に設置され、トレブルスピーカーはトレブル用のホーンへ送られます。ベースドラムと回転ホーンは異なるモーターでドライブします。この2つのモーターはそれぞれ違う割合で回転します。このような組み合わせによる複雑な構造は今日でもいわば神秘的とも言えるでしょう。それ故に大変趣き深く、特別なサウンド効果を演出します。

ロータリースピーカーのキャビネットのサウンドは何故サンプリングしたほうが、音が良いのでしょう?

ロータリースピーカーキャビネットはとても多くの異なるキャラクターをオルガンサウンドにもたらす為、次の現象を同時に耳で聞くことになります。

- トレモロエフェクト(アンプリチュード バリエーション)
- ビブラートエフェクト (ドップラー効果によるピッチのオシレーション)
- フェーズシフティング
- ティンバーバリエーション(ロータリースピーカーのキャビネットにはトレブルホーン、トレブルドライバー、バススピーカー、クロスオーバネットワークが格納され、バススピーカーのバスレフの役目も果たしています。一番下には、バスホーンとアンプを格納しています。ホーンはスピーカーに接続されたラッパのような形状のものですが、これがモーターによって異なる2種類の速度で回転します。その回転によってドップラー効果が発生します。ロータリースピーカーは、このホーンが回転することによって、この効果を機械的に作り出します。)
- 音質のバリエーション(スピーカー、ホーンが木製のキャビネットの中もしくは外で回転するためにアンプリチュードだけではなく、ピッチも、音質も変化します。ワウワウエフェクトをパワフルにしたような効果です。)
- 反射 (音像そのものが3次元空間で移動し、側面から側面へあるいは前面から背面へ動きます。)
- スピードモジュレーション (ロータリースピーカーシステムの回転スピードによって、音色が変化します。回転スピードは、“SLOW”と“FAST”の2種類で、通常は高音用と低音用のホーンを回転させるために、それぞれ、別のモーターが使用されています。Charlieではレイヤーの切り替えでこれを再現します。回転に合わせて、高音には大きめのピッチ変化と若干の音量変化が発生し、低音には音量変化と若干のピッチ変化が発生します。この変化の度合いは、回転スピードに応じて変化します。)
- サウンドの色づけ (有名な“Model122”では40Wの真空管式のアンプを備えていました。このように一般的なロータリースピーカーシステムは真空管アンプによってドライブされ、その暖かみのあるサウンドは、真空管の温度が上昇するのに比例して、より良くなります。スピーカー自体のサウンドも含めて、ロータリースピーカーシステムをサンプリングするにはこうした現象も考慮したうえで行われました。サックスをレスリーに通したり、また、かつては、ジョージ ハリスンやエリック クラプトン、ジミー ペイジがギターをレスリーに通して鳴らしていました。このような使用方法でも、そのもとの楽器の音色にレスリーの特徴を加えたサウンド変化を演出できます。)

これらの高度な、非常に複雑な音の現象が一つになり、この独特なロータリースピーカーシステムのサウンドを構築します。それゆえにサンプリングはこれらの効果/要素を完全に再現するのに最高な方法であり、モデリングではそのニュアンスだけで、本物とはほど遠い効果しか得る事はできません。
ここまでで、既にお分かりになるようにこの有名なロータリースピーカーシステムのサウンドを再現するのはとても困難なことで、特にサンプリングするのに最適なマイクロフォン構成を見つけるまでは、とても大変な作業でした。


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4 - パーカッション

著名なトーンホイールオルガンの“パーカッション”エフェクトはドローバーからの連続可変するトーンの減衰を利用することで生み出されます。我々はこの機能をCharlieにも搭載することに成功しました。パーカッションスイッチでこの機能は有効/無効にできます。

*HAMMOND、LESLIE、ハモンド、レスリーは、(株)鈴木楽器製作所の登録商標です。
 

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