| Q:StudioProjects、Joemeek、ToftAudioDesigns、MindPrintのマイクプリアンプの違いは?
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これらのプリアンプはそれぞれ異なるキャラクターを持っていますが、音色につきましては趣味嗜好などございますので、ここでは機能的な違いや、そのコンセプトについて回答します。
基本的に価格に関わらず、StudioProjects、Joemeek、ToftAudioDesigns、MindPrintのマイクプリアンプは非常にダイナミックレンジ、SN比が高い設計になっています。従いまして、どのブランドのものを選んで頂いても、最高レベルの低ノイズのプリアンプを入手したことになります。
低ノイズの利点につきましては、こちらをご覧ください。
StudioProjectsの場合:
StudioProjectsは同価格帯で最高のクォリティ/性能を追求したブランドです。従いまして、ハイ・リゾリューション取扱製品の中でもっともコストパフォーマンスの高い製品を供給します。
VTB-1は、もっともお求めやすいマイクプリアンプですが、同じ価格帯の製品と比較すると、レンジが広いことはもちろん、入出力レベルを入出力ともに表示できたり、楽器入力、インサート端子、リボンマイクに対応したインピーダンス切替スイッチ、独自のチューブドライブコントロールを装備しています。このため同価格帯のプリアンプよりも基本性能においても、機能においても一線を画しています。
特に入力レベルの表示は、初心者の方にとって、適正レベルの設定を聴感だけではなく、視覚的に行えることは非常に大切な機能です。また、これによって、一般的な低価格帯のチューブプリアンプによく見られる過剰なサチューレーションを防ぐこともにもなります。また、チューブドライブは、連続可変コントロールによって、強力なサチューレーションからクリーンさを保ちつつも、真空管のもつ心地よい倍音成分をソースに加えることが可能で、EQの操作とは違った音色のコントロールが行えます。
SP828は、8チャンネルのマイクプリアンプにステレオミキサー機能が搭載されています。回路には専用のACアダプターによって、18Vという高い電圧が供給されます。高電圧の電源供給を本体の外におくことで、狭いシャーシーの中での電源トランスによる振動やノイズなどの様々な悪影響の原因を排除します。また、動作電圧が高いことは製品自体のサウンドが安定してワイドであることを意味します。
また、SP828は、1Uサイズのミキサーとしても、ソロスイッチ、チャンネルごとに独立したファンタム電源供給、マスターインサート、モノラルサミングアウトなど、最高峰の機能を備えています。
さらにライン入力、ダイレクトアウト、マスターアウトはすべてバランス仕様で、専用のエクスパンション入出力で、複数台をカスケードして、最大で32チャンネルのミキサー、サミングアンプとしても使用できます。
Joemeekの場合:
Joemeek製品は、マイクプリアンプに“CurrentSense(カレントセンス)”と呼ばれる独自のインピーダンスマッチング回路が搭載されています。これによって、マイクロフォンのロードインピーダンスに対して常に最適になるようにマイクプリアンプの入力段で自動調節されます。この機能によって、マイクロフォンの種類を問わず、理論上最適なパフォーマンスが得られます。特に上位機種(sixQ以上)は、入力段がトランジスターとトランスフォーマーの2段階という珍しい回路設計によって、インピーダンスマッチングのさらなる最適化されています。
sixQ、twinQ、oneQに搭載されているトランスフォーマーは“IRON(アイアン)”スイッチで、マイクロフォンや用途にあわせて、任意オン/オフできます。
ToftAudioDesignsの場合:
製品デザイナー(設計者)であるMalcolm Toftが設計した最もトップレンジのコンソールと同じ設計のマイクプリアンプが採用されています。従いまして、ToftAudioDesigns製品を選択することは、70年代以降の数えきれない多くのトップアーティストのレコーディングに使用されたコンソールの1もしくは2チャンネル分を入手したことになります。ToftAudioDesignsのプリアンプはストレートで、素直なサウンドが特徴的ですが、その性能を最大限に引出すには、昇圧(ステップアップ)トランスを使用して117Vでの電源供給とその性能に見合うクォリティのマイクロフォンをご使用することを強くおすすめします。
*低価格のマイクロフォンはロードインピーダンスが非常に高い製品が多いため、ToftAudioDesignsに使用するとその魅力が半減する可能性がございます。
Malcolm Toftについてはこちらをご覧ください。
MindPrintの場合:
MindPrint製品は、入力インピーダンスが非常に高く設計されています。これは、近年のコンデンサーマイクロフォンの急激な低価格化によって、様々なマイクロフォンが市場に出回っていますが、低価格帯のマイクロフォンは、ロードインピーダンスが非常に高い傾向にあります。MindPrintはこれに対応できるように、一般的なマイクプリアンプの2倍から4倍程度の高いインピーダンス設計になっています。これによって、高域のダンピングを防ぎ、どんなマイクロフォンでもその性能を十二分以上に引出すことができます。
TRIOやEn-Voice mkIIは、10kΩというマイクプリアンプでは最も高いインピーダンス仕様です。これによって、特に初心者の方は、マイクロフォンとの相性を気にする必要がなくなります。
DTCは、超高級機器やコンソールのみに使用されているトランスフォーマー入力仕様で、5kΩという通常の2倍上の高いインピーダンスを実現したオリジナルのトランスフォーマーを使用しています。これによって、高価なスタジオ定番のマイクロフォンはもちろんのこと、低価格なダイナミックマイクを接続しても、いままで以上の高いクォリティとパフォーマンスが実現されます。 |
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| Q:ローノイズであることは重要でしょうか? |
| “そう”とも言えますし、“そうではない”とも言えます。すべては操作方法次第です。本当に重要なのは“SN比”です。SN比は信号レベルとノイズレベルの差をあらわします。すべての電子機器は必ず特定の量のノイズを発生しますがこれは自然なことです。微量のノイズであれば、これよりも高いレベル信号で、聴感上、このノイズは聞こえなくなります。これをマスキング効果と言います。マスキング効果はノイズに対して、信号レベルが大きいほど有効ですので、つまり、SN比の差が大きいほど、ノイズは気にならなくなります。理想的なSN比は、80dBから90dB程度あれば十分です。 |
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| Q:SN比を稼ぐにはどうしたら良いのでしょうか? |
| まず、マイクロフォンをなるべくクローズな状態で(近づけて)、サウンドソースをオーバーロードしないギリギリまで、可能な限り入力レベルを上げます。次にゲインコントロールで、レコーダーに送る信号のゲインを調節します。
もちろん、何も信号が入力されていないときには、ノイズを多少確認できるかもしれません。このような場合でも、通常のスタジオモニターシステムにおいて、このフロアノイズが80dB以下であれば、十分なゲインを入力すれば、気にされる必要はございません。 |
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| Q:ファンタム電源(48V)とは? |
| 多くのハイクォリティのスタジオマイクロフォンは、電気回路を内蔵していますので“ファンタム電源”と呼ばれるプリアンプ側から供給する電源を必要とします。ほとんどのマイクロフォンは48Vの電源を必要としますので、ファンタム電源は“48V(48ボルト)”と呼ばれ、多くの機器はファンタム電源スイッチを“+48V”とパネルにプリントしています。スイッチをオンにすると、LEDが点灯し48Vの電源がXLR端子を通じて、マイクロフォンに供給されます。ファンタム電源をオン/オフする際、構造上ポップノイズを発しますので、出力ゲインを下げるか、または入力をライン入力に切換えてマイクロフォン入力が無効の状態で、このスイッチを操作します。電源投入後、マイクロフォンに正常に電源供給され安定するまでしばらく(約30秒程度)待ちます。
“ダイナミック”もしくは“リボン”タイプのマイクロフォンを使用する際は、ファンタム電源を必ずオフにします。これらのマイクロフォンは電源供給を必要としません。また、ほとんどのケースにおいて、スイッチをオンにしても機器に損傷をあたえることはございませんが、良いこともございませんので、オフにします。もし、ご使用のマイクロフォンの種類がご不明な場合は、マイクロフォンのマニュアルをご参照の上、ご確認ください。 |
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