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  購入前 FAQ / コンプレッサー FAQ

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  FAQ

・コンプレッサーとは?

・コンプレッサーの種類について教えてください。

・MindPrint製品のモデルごとのコンプレッサーの違いは?

・スレッショルドとは?

・ToftAudioDesigns製品のコンプレッサーにスレッショルドの設定がありませんが、深さはどうやって設定しますか?

・コンプレッションレシオとは?

・Joemeek threeQのコンプレッサーには、SLOPE(レシオ)の設定がありませんが、深さはどうやって設定しますか?




  プリアンプ FAQ

Q:コンプレッサーとは?

コンプレッサーは最も理解し難いが、最も良く使用される重要な機器です。コンプレッサーは音量の小さいサウンドは大きく、音量の大きいサウンドは小さくします。これは言換えれば、サウンドのダイナミックレンジを整えます。(意図的に狭くすることができます。)つまり、入力信号の大小に合わせて、ヴォリュームを手動で操作する代わりに、コンプレッサーがこの操作を自動的におこない、手動操作よりもはるかに精密で素早く処理します。コンプレッサーは様々な場面で使用できます。

1.サウンドを目立たせる
コンプレッサーは音量の大きいサウンドを小さくするため、その分の音量を上げるとそれ以上にブーストされて聞こえます。これによって、サウンドの平均レベルを引き上ることができますので、結果としてミックスの中で、ヴォーカルまたは特定の楽器を目立たせることができます。また、この効果でヴォーカルを良くすることができます。例えば、ミックスから前面に出す以外に、サウンドをより濃密で、レベルが均一で聞きやすく、ハリのあるものにします。

2.聴感上のヴォリュームを上げる
ミックス全体の平均レベルを上げることは、工場や車内などの周りがうるさい環境でも聞こえるようになります。平均レベルをブーストすることはラジオやテレビコマーシャルのサウンドで使用されるテクニックです。これがこれらのサウンドが映画のサウンドよりもうるさく聞こえる理由です。

3. 保護
速い反応速度は通常、音量のコントロールに使用します。つまり、ピークレベルが最高レベル以上に達しないように制限をすることが可能で、この機能専用にデザインされたコンップレッサーがリミッターです。リミッターはレコーダーやモニターシステムのレベル過多による歪みを防いたり、ラジオ送信機からオーバーモジュレーションを防いたりなどに使用します。また、通常リミッターの動作を感じることはございませんが、設定を強くしすぎる場合、ミックスはフラットで生々しさがなくなります。

4. ダイナミックレンジ操作
人間の耳のダイナミックレンジ(音量大小の可聴範囲)は、非常に小さい音(例えば、カーペットに針を落とした程度)から、非常に大きい音(例えば、ジェット機の横に立っている状態)まで、数値に表すと約120dBAを持っています。レコード、カセットテープやラジオ放送などはこの約半分程度のダイナミックレンジしかありません。ダイナミックレンジがより広いCDでさえも、その中間程度です。コンプレッサーはソースに合わせて、再生ソースに合わせて、音源に納められたすべての音を感じられるようにダイナミックレンジをフィットさせるのに使用します。

5. 意図的な音質変更
コンプレッサーはトラックのダイナミックレンジやエンヴェロープを意図的に変えるのにも使用できます。

Q:コンプレッサーの種類について教えてください。
ほとんどのコンプレッサーは同じ動作/機能をします。“ゲインセル”とも呼ばれるヴォリュームコントロールを行う要素がオーディオ信号の経路に挿入されます。信号レベルは常に計測され、その情報はゲインセルでのコントロールに使用されます。従いまして、信号レベルが大きいとヴォリュームは小さく調節されます。一般的にゲインセルは、FET、真空管、オプテォカル(フォトまたは光センサー)、デジタルおよびVCA回路を使用します。例えば、オプティカル仕様のコンプレッサーの場合、信号の大きさをLEDの光の強さに変換し、それを光センサーによって信号のレベルやダイナミックレンジをコントロールをします。これは1960年代のコンプレッサーによく使用されていたもので、ソフトなコンンプレッションが特徴的です。これはまた、真空管ベースのコンプレッサーで、“バリアブルミュー”操作によってダイナミックレンジをコントロールします。もっと最近の機種では電圧(VCA)コントロールで、より数学的な見地で信号の処理をします。この場合、よりハードなコンプレッションをも実現します。

可変レシオ(ヴィンテージコンプとデジタル/VCAコンプの違い) Joemeekを例に挙げれば、このオプティカルコンプレッサーのコンプレッションは、常に一定なレシオで動作しません。例えば、“SLOPE”コントロールを“5:1”に設定した場合、スレッショルド値を若干超えたレベルの信号に対しては、“1:1”よりも少しだけ高い比率でコンプレッションをおこない、信号レベルが大きくなるにつれてコンプレッションレシオは最大で“5:1”までになります。この機能によって、Joemeekコンプレッサーが音量変化の激しい音源に対して、自然かつ正確にコンプレッション効果を適用します。また、他のタイプのコンプレッサーよりも高音域のロスがなく、サウンドの明るさを保ちます。これが、ヴィンテージコンプレッサーが最近の機種よりも生々しいサウンドを実現する理由でもあります。これは、ToftAudioDesingsのFETコンプレッサーやMindPrintのコンプレッサーでも同じことです。
Q:Joemeek、ToftAudioDesigns、MindPrintのコンプレッサーの違いは?
Joemeek製品の場合:
Joemeek製品のコンプレッサーは、1960年代のプロデューサーJoe Meekが使用した特別なオプティカル仕様のコンプレッサーの設計を元にデザインされたものです。最新のパーツを使用し、より高性能かつ信頼性を向上しつつも、同様のパンチの効いた特徴的なサウンドを演出し、当時と変わらぬポップなレコーディングができます。

ToftAudioDesigns製品で採用されているF.E.T.タイプのコンプレッサーはソフトからハードなコンプレッションを実現します。F.E.T.コンプレッサーは、1970年代でポピュラーなタイプで、特徴的なキャラクターを持ち合わせます。このタイプのコンプレッサーは非常に速いアタックタイムとオーディオ信号のダイナミックスをリアルにコントロールします。ToftAudioDesigns製品のF.E.T.コンプレッサーは80年代初期に数多くのレコーディングスタジオで採用されていた、当時非常にポピュラーであったトライデントの回路をベースにしたものです。
多くのメーカーでは、オプティカル、チューブもしくはVCAタイプのコンプレッサーを採用していますが、F.E.T.タイプのコンプレッサーは非常に珍しく、それらに比べて非常に高価で、取扱いもむずかしいです。ATC-2では、F.E.T.コンプレッサーをより身近になるように、最低限のセットアップでその特徴的なキャラクターがえられ、非常にお手軽な価格での製品化を実現しました。

MindPrint製品は、オプティカル仕様のコンプレッサーを基本にして、最新のアナログ技術による、自動応答型の回路(Adaptive Response回路)を搭載しています。これによって、熟練した技術を必要とする最適なコンプレッサーの設定が、より少ないパラメータと操作で、簡単かつ効果的に行えます。 Adaptive Responseのコントロールは時間を基本にして動作します。つまり鋭い信号に対しては速い反応、サスティーンの長いサウンドではゆっくり反応します。 通常のコンプレッサーでは、力強いオーディオ素材に対して、信号のピークレベルを急激に圧縮します。その結果、パンピングエフェクトを引き起こします。この回路には速いインパルスを感知する機能が搭載され、この現象を解消します。
Q : MindPrint製品のモデルごとのコンプレッサーの違いは?
TRIOのコンプレッサーは、チャンネルストリップ部に搭載されています。このチャンネルストリップはマイクロフォンと楽器入力のために設計されていますので、コンプレッサーのAdaptive Response回路もこれにあわせて最適化されています。

En-Voice mkIIは、様々なソースに対してプリセットを切換えられるAdaptive Response回路を搭載しています。

DTCは、ステレオソースの処理にも使用できるようにリンク可能かつ1つのツマミ操作で、リミッターからハードコンプまで簡単に設定できるインテリジェント型のAdaptive Response回路を搭載しています。

En-Voice mkIIとDTCのコンプレッサーの最終段には真空管があり、サチューレーション効果や信号に偶数倍音成分を加えて、特有の暖かみやハリのあるサウンド効果を生み出します。
Q:スレッショルドとは?
スレッショルドは、コンプレッサー回路が動作するタイミング(入力信号の大きさ)を設定します。例えば、0dBに設定した場合、入力信号(プリアンプゲイン)が 0dBを超えると、コンプレッサーが動作を開始します。 アタックとリリースのコントロールはそれぞれ、スレッショルド値を超えた際にコンプレッサーの動作が開始される時間と停止するまで時間を設定します。この動作は、コンプレッサーの種類によって異なり、それがそのタイプのコンプレッサーの特有のキャラクターにもなります。

*Joemeek製品では、スレッショルドコントロールのことをコンプレス(COMPRESS)と表記しています。
Q:ToftAudioDesigns製品のコンプレッサーにスレッショルドの設定がありませんが、深さはどうやって設定しますか?
ToftAudioDesigns製品のコンプレッサーはヴィンテージタイプのFETコンプレッサーですので、スレッショルドコントロールが搭載されていませんが、レシオが可変である特性を利用して、レシオコントロールで、その深さを調節します。
Q:コンプレッションレシオとは?
レシオとはコンプレッサーの圧縮比です。もっと簡単に解説しますと、入力信号が10dB大きいものが入力された場合、コンプレッサーを通じて実際に出力が5dBしか大きくなかったら、その圧縮比(レシオ)は“2:1”になります。例えば、10dB大きい入力が1dBしか大きく出力されなかったら、レシオは“10:1”となります。理論上コンプレッサーはスレッショルド値以上のどんな信号レベルに対しても、同じレシオでコンプレッションをおこないます。従いましてゲインセルおよびそのコントロール回路は非常に広いレンジにおいて完全にリニアでなくてはなりません。しかしながら実際にはこれを実現できるのはVCAもしくはデジタル仕様のコンプレッサーしかありません。

一般的に、ヴォーカルに対しては3:1、ギターやドラムに対しては、もう少し高い値を設定すれば十分な効果がえられます。もちろんこれは、目安であり、特に決まりはございません。ソース別の設定の目安は、こちらをご覧ください。

*Joemeek製品では、レシオコントロールのことをスロープ(SLOPE)と表記しています。


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